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募集広告の出し方

なるべくコストをかけず、応募が集まる募集広告とは?

募集広告を出す場合、広告代理店を通じて依頼するものが多くなりますが、
内容を代理店任せにしてはいけません。
写真や文章などをしっかりとチェックして優秀な人材の応募を集め、安くない広告料のモトを取りましょう!

1. どのメディア・媒体に広告を出すか?

どの媒体に広告を出すかを考える際に重要なのが、「採用したい人が見ていそうなメディアや媒体」に出すことです。ほしい人材像を紙に書き出すで行った時に、あなたが考えた「ほしい人材」は、どんなWEBサイトや雑誌や新聞、フリーペーパーを見ている人でしょうか? 例えばあなたが「20歳代のオシャレで声が大きく明るい人(男女問わず)」を募集したい場合、新聞よりも街中のオシャレなカフェにおいてある求人欄に広告を出した方が良いでしょう。あるいは、「mixi」の仕事探しコミュニティに投稿したり、自分で人材募集のフライヤーを作って、「ほしい人材」が出没しそうなお店に置いてもらう方が手っとり早いかもしれません(チラシの作り方は名刺・チラシを作成しようも参考に)。
募集人数が少ない場合、複数の媒体に求人を出すというよりも、厳選した媒体に掲載した方が無駄なお金を払わずにすみます。それぞれの媒体の特徴をまとめました。
媒体別・「こんな人が見ている!」
新聞 年齢層が高め(30歳台~)。真面目で、社会人として何らかのスキルを持った人物、サラリーマンが読んでいることが多い。キャリア採用を考えている場合は利用価値はある。全国紙の求人欄は広告料が高いため、地元の新聞や、業界紙などを検討したい。
求人雑誌(フリーペーパー型、無料配布のもの) コンビニなどに置いてある求人雑誌。フリーター、主婦などが見ていることが多い。年齢層は様々。これらのフリーペーパーを入口に、WEBを経由して応募してくる人も。求人サイトへの導線としてフリーペーパーを活用する企業も多い。
広告掲載料は1回あたりの掲載で2~3万円が最低価格。
【有名な媒体】
「an」、「タウンワーク」、「タウンワーク 社員」、「JOB aidem(ジョブ アイデム)」、「DOMO」
新聞折り込み広告 新聞を読んでいる人が見ている広告。年齢層は高め。時間がある主婦やフリーターが多い。
【有名な媒体】 アイデム
求人サイト パソコンと携帯とでは、見ている人が全く異なるため注意が必要。パソコン版のサイトは、20歳代後半~40歳代、仕事でパソコンを使っている人が多い。携帯版は10代~30代前半、フリーター、アルバイトが多い。入力作業など事務職の募集であればPC版に出すべきだろう。接客業であれば、携帯版が有効。
またIT系、建築系、など専門的な職種の場合は、専門の求人サイトがある場合も。学生のアルバイトでもOKな場合は、大学に求人を出すという手もある。
掲載料金は、有名な媒体ほど高い。
1週間で3万円~が相場。探せばもっと安いところもあるが、反響もそれなりになってしまう。

2. 広告の内容を考える

広告を出す際に、内容を広告代理店に任せきりにするのはもったいない。自分の会社のPRなので、どのような内容の広告にすれば人が集まるかをなるべく自分でも考えてみましょう。
キャッチコピーは、「自分が一番言いたいこと」を言うのではなく、「求めている人材」にとって一番魅力に感じる言葉にしましょう。

例:若くて元気な男女を募集したい場合

× 未経験でもOK! 一から優しく教えます。残業ナシ、ノルマナシの営業です。→ 一見悪くはありません。しかしこのキャッチコピーに魅かれるのは「キツイ仕事はしたくない」「残業したくない」という後ろ向きな人物かもしれません。


○ 平均年齢28.2歳の明るい職場です。毎日新しい人と出会えて楽しい!
→ 若者が集まっている職場だということが伝わります。また前向きな言葉に共感した、人と会うのが好きな人材が応募してくるでしょう。

応募条件については、2007年10月1日より、募集・採用において年齢制限を設けることは原則禁止となっています。また、性別を限定しての募集も原則としてできませんので注意しましょう。

3. 応募を集めるには?

少しでも多くの人に応募してもらうためには、あなたや一緒に働くメンバーの顔写真や仕事風景などの写真を載せてもらいましょう。応募者にとっては「どんな雰囲気の職場なのか」「人間関係が良さそうか」ということは非常に気になるポイントです。顔が見える事務所、顔が見える会社は、それだけでも応募の敷居が下がりイメージが上がります。
なお、求人広告用の写真撮影がある時は、身だしなみをしっかりと整え、オフィスもきれいに掃除をしておきましょう。若い人を募集している場合、服装(ファッション)も重要です。オシャレでなくともよいので、清潔感のある服装や髪形、そして何よりも笑顔で写真に写るようにしましょう。仏頂面の上司と一緒に働きたい人は誰もいないということを肝に銘じましょう。
また、プロのカメラマンが事務所の風景を撮影する際は、通常「広角レンズ」と言われる、狭い空間でも広く写るレンズを使用するため、思いもよらない場所まで写りこむ場合があります。撮影時には、どこまでの範囲が写っているかをカメラマンに確認し、写したくないものが写っていないかを確認しましょう。