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手続きを代行してもらう方法

会社設立手続きを任せるのも手

個人事業主の場合、自分一人でも手続きは簡単にできますが、法人の場合は、すべてを一人で行うのはなかなか大変です。
そこで、外部のプロフェッショナルの力を借りることを選択肢に加えましょう。

1. 行政書士・司法書士に依頼する

会社設立の手続きは、行政書士や司法書士に任せるのが最も一般的な方法だと言えるでしょう。ただし、税務署関連の手続きは税理士にお願いするものなので、税理士を紹介してもらえるかどうかも確認して依頼しましょう。
また、ほとんどの場合、行政書士や司法書士とのお付き合いが発生するのは、会社設立時や事務所移転時ぐらいですが、税理士は決算時に面倒を見てもらおうなど、頻繁かつ長い付き合いになる場合も多くあります。そのため、知り合いに行政書士・司法書士がいない場合は、まずは、税理士を探し、信頼できる税理士を通じて行政書士や司法書士を紹介してもらう方がお勧めです。

2. 税理士を通じて相談する

信頼できる税理士が既にいる場合、税理士に会社設立手続きについて相談することをお勧めします。つき合いのある行政書士を紹介してもらえる場合がほとんどですし、税務署関連の手続きは税理士が代行してくれます。税理士と顧問契約を結んでいる場合は、税務署関連の届け出の代行料が良心的な場合も多いようです。
法人では、決算時に税理士の力を借りることが一般的です。顧問税理士が決まっていない場合は、会社設立手続き前にアタリをつけておくことをお勧めします。
小規模事業者にとって、税理士は経営の味方となる大切な存在。知り合いのツテなどで紹介してもらうのも手ですが、あなた自身が数人の税理士と会って、最も信頼できると感じた人を選ぶのが良いでしょう。TKC全国会で無料紹介サービスを利用したり、知り合いの紹介の人に会ってみたり、インターネットで税理士のマッチングサイトを利用したりと、複数の紹介サービスを介して、数人の税理士に会ってみましょう。
また、税理士が複数所属している大規模な税理士事務所では、必然的に、小規模事業者、ベンチャー企業は、経験が浅い税理士が担当になる場合も多くありますし、機械的な対応をされてしまう場合も。できるだけ、本当に親身になってくれる税理士がいる事務所を探しましょう。

3. 会社設立代行会社に依頼する

最近は、会社設立代行を大きくうたった会社も増えています。インターネットで「会社設立 代行」などで検索すれば、簡単に見つかるでしょう。
それらの代行会社のほとんどは行政書士や司法書士、税理士の集まりで、最終的には、設立代行のみを請け負うことを目的としているのではなく、あなたの顧問税理士となり、継続的に長く付き合っていくことをめざしている場合がほとんどです。信頼できる顧問税理士が見つかればあなたにとってもプラスのはず。代行会社を選ぶ際も、長く付き合えそうかどうか、信頼できそうかどうか、という観点で見てみると良いでしょう。

4. 代行してもらった場合の費用

会社設立手続きを代行してもらった場合の費用は、すべて自分で行った時に比べるともちろん割高になります。しかし、それに費やす時間と労力を考えると、専門家にお任せしてしまった方がよいかもしれません。
代行料は、代行内容によっても変わってきます。書類作成のみを代行してもらう場合は2万円前後から代行してもらえます。税理士の顧問契約を同時に結ぶと0円で手続きを代行する会社もあるようです。
標準的な代行内容で、5万円~15万円まで幅がありますので、ホームページなどをしっかりと見比べるようにしましょう。